角質をケアできるアイテムとして、ゴマージュ・ピーリング洗顔・スクラブの3点が挙げられます。全て角質をケアする目的は同じですが、原料や角質を落とす方法に違いがあります。違いを理解すれば自分に向いている方法が分かるので、それぞれの特徴を把握することが大切です。
今回は人気が高まっているゴマージュに着目して、注意点やおすすめ商品を紹介します。
ゴマージュ・ピーリング・スクラブの違い
ゴマージュの魅力は、
- 全身ケアに使える
- ターンオーバーを整える
- 肌のくすみやごわつきをケアする
- 肌が柔らかくなる
- 化粧品の馴染みや化粧ノリが良くなる
の5点です。植物由来成分を主成分としているため、全身のケアに使える商品が多くなっています。乾燥肌や敏感肌の人でも使いやすく、安心・安全に角質をケアできることが最大の特徴です。基本的には撫でるように塗って洗い流すだけなので、自宅で簡単に角質を落とすことができます。
人間の肌にはいくつかの層があり、表面の層がダメージを受けると肌の奥にあった新しい層に生まれ変わります。これが「ターンオーバー」です。肌は新しい層に生まれ変わることで、ダメージを受けた時に肌を守ることができるようになります。しかし、古い角質が溜まり過ぎるとターンオーバーしても新しい層が表面に出て来れず、肌がダメージを受けやすい状態が続きます。そこで、ゴマージュを使って古い角質を除去すれば、ターンオーバーを整えることが可能です。紫外線のダメージを受けにくくなるため、くすみやごわつきをケアできます。また、角質をケアすると肌が柔らかくなり、化粧品の浸透率がアップするのです。化粧品の成分を最大限に吸収できるため、美容効果が高まる・化粧ノリが良くなるといったメリットがあります。
使い過ぎ注意!?ゴマージュを使う時の注意点
皮脂や角質は元々肌の奥にある細胞を守る役割があります。つまり、一定量なら、皮脂や角質は美肌を保つために必要ということです。ゴマージュは角質を除去するアイテムなので、商品に記載されている使用方法を守る必要があります。肌の表面にできるだけ摩擦を与えないように、適度な力で擦ることが大切です。頻度は2週間~1ヶ月に1回くらいを目安にしてください。ゴマージュを使い過ぎると肌に必要な角質まで落とし、バリア機能が低下するリスクがあります。
さらに、ニキビ・吹き出物といった肌トラブルが起きている、または肌の調子が良くない時はゴマージュの使用を控えることも重要です。肌の状態が良くない時はバリア機能が低下しているため、角質を除去するのは得策ではありません。目や口元など、皮膚が薄い部分はできるだけゴマージュを塗らないこともポイントです。ちなみに、ゴマージュが目に入った場合、それ以上擦らずに水やぬるま湯ですぐに洗い流しましょう。
これで完璧!ゴマージュを使う時のコツ
ゴマージュを使う際、タイミングと頻度を意識することがコツです。角質が除去されるとバリア機能が低下するため、夜にゴマージュを使うのがベストタイミングと言えるでしょう。なぜなら夜はバリア機能が低下しても外出しないので、肌がダメージを受けにくいからです。逆に朝にゴマージュを使うと肌が紫外線に直接さらされ、シミができやすくなります。また、保湿力が低下しているため、肌の水分が蒸発して乾燥肌になりやすいリスクがあります。ただし、夜と言っても入浴後にゴマージュを使うのは禁物です。入浴後は肌が柔らかくなっているので、角質を削り過ぎる可能性があります。メイクを落としたタイミングでゴマージュを使用し、その後に入浴するのがベストです。
頻度に関しては、自分の肌質や状態に合わせる必要があります。普通肌の人は1ヶ月1回くらいで構いませんが、皮脂の分泌量が多いオイリー肌の人は2週間に1回のハイペースでもOKです。逆に乾燥肌の人は皮脂の分泌量が少ないため、2~3ヶ月に1回を心掛けましょう。敏感肌の人は1ヶ月に1回を基準にしつつ、肌トラブルが起きていないタイミングでゴマージュを使うことが大切です。
女性は月経の周期が新陳代謝やターンオーバーに影響するため、新陳代謝が乱れている時にゴマージュを使う方法もあります。肌がゴワゴワする・化粧ノリが悪いと感じる時は新陳代謝が乱れている可能性があり、ゴマージュを使うベストタイミングです。年齢を重ねるほどターンオーバーの周期が遅くなり、角質が溜まりやすい状態と成り得ます。若い頃よりゴマージュを使う回数を増やせば、定期的にターンオーバーを促すことが可能です。
実際にゴマージュを使う時は、最初にメイクを落として肌を清潔な状態にします。その後適量のゴマージュを出して、両頬・額・顎・鼻にのせます。頬や額など面積の広い部分から円を描くようにゴマージュを伸ばし、角質を取り除いていきましょう。この時、ポロポロと消しゴムのカスのような角質が出て来ればOKです。額をマッサージする時はゴマージュが目に入らないように注意してください。1~3分程度マッサージしたら、ぬるま湯でゴマージュや古い角質をしっかり洗い流します。ゴマージュを使った後に入浴すれば、ゴマージュの洗い残しを防げることがメリットです。
【決定版】世間一般で高く評価されているおすすめゴマージュベスト4
1
ロゼットゴマージュ

2
クレ・ド・ポー ボーテ ゴマージュネトワイアン

- クレ・ド・ポー ボーテ ゴマージュネトワイアン
- 価格5,000円(税抜)容量75g
3
四季彩 ピールオフゴマージュ

- 四季彩 ピールオフゴマージュ
- 価格1,800円(税抜)容量150g
- 日本酒(米発酵液)
- 米粉
- 米ぬか油
- コメヌカスフィンゴ糖脂質
といった米に関する成分を含んでいることが特徴です。特に日本酒を配合している商品は珍しく、優れた保湿力を持っています。米やお酒の力を使って角質をケアするため、「ビールオフゴマージュ」「米のスクラブ」と呼ばれています。
4
YON-KA(ヨンカ) ゴマージュ305

- YON-KA(ヨンカ) ゴマージュ305
- 価格5,800円(税抜)容量50ml
- くすみ
- 部分しみ
- 肌のごわつき
- 毛穴汚れ
- 赤ニキビ
など、様々な肌トラブルに対応できます。パラベンフリー・アレルギーテスト済みの安全な商品なので、ニキビが生じていても使えることが特徴です。透明なジェルタイプのゴマージュは角質を落とすと同時に、肌を保湿してくれます。週に1~2回の頻度で行えば、明るく透明感のある肌へサポートしてくれる商品です。50mlで約5800円で、
- ローカストビーンガム(イマゴマメ成分)
- 植物性グリセリン
といった成分が配合されています。イマゴマメ成分は角質を柔らかくすることで、角質を除去しやすい状態にしてくれます。植物性グリセリンは安全性が高く、肌の保湿をサポートしてくれる成分です。
【まとめ】ゴマージュでツルツル肌になろう!
ゴマージュ・ピーリング・スクラブなどさまざまな角質ケア方法がある中で今回はゴマージュについて紹介しました。それぞれ原料や落とす方法に違いがあるので自分にあっているものがどれなのか正しく理解して使用しましょう。
また、使用する頻度やタイミングはメーカーのおすすめに従うのがよいですが、一般的に夜入浴前に使用することが多いです。使用するタイミングや頻度も正しく理解して使用効果を高めましょう。